事 例 紹 介
  畜産基地建設事業でふくい農林水産支援センターが整備した事例をご紹介します。
■ 中畑牧場の施設整備(奥越地区)
 大野市にある中畑牧場の設備整備を実施しました。
事業年度 H10〜H12
事業量
乳牛舎
(鉄骨造り)
1棟
草地整備 2.0ha
農機具導入 1式
 施設概要
 フリーストール方式による飼養を行なっています。
この方式は、
牛の一括群管理ができ、搾乳・給餌等の作業労力が大幅に削減。
「搾乳・給餌・休息」のスペース区別で、より衛生的な搾乳が可能。
牛の行動が自由になり、牛の健康が増進。
一頭当りの建設コストが節減できる等の長所があります。
当牛舎には100頭の牛がのびのびとしています。

■ 奥越高原牧場の施設整備
 乳製品加工の実習に気軽に参加できる奥越高原牧場内にあるミルク工房奥越前の施設整備を実施しました。
 施設概要
 当施設は昭和46年に開設され、平成4年には、高能力雌牛の飼養管理、牛乳の生産性向上などを目的とし再編整備しました。育成・哺育・モデル牛舎はフリーストール方式・TMR給餌(混合飼料給餌)を採用しました。また、ETセンターでは優良受精卵の採取・移植が行なわれ県内酪農の生産性向上に活躍しています。
 また、平成13年には「ミルク工房 奥越前」が牧場内に完成しました。
事業年度 H4〜H13
事業量 草地整備 30ha 哺育・育成牛舎 3棟 モデル牛舎 1棟
ETセンター 1棟 管理事務所 1棟 その他施設 4棟
農機具導入 1式

■ 肥育牛舎の施設整備(坂井地区)
 坂井郡の坂井町ほか、4町で肥育牛舎・乳牛舎の施設整備を実施しました。
事業年度 H10〜H14
事業量
草地整備 37ha
畜舎整備 7棟
その他施設 13棟
農機具導入 1式
 施設概要
 坂井地区は本県畜産生産額の約5割を占める、県内畜産の先進地域です。
畜産の産地として、飼料自給率の向上や低コスト生産を目指しています。
 肥育牛舎・乳牛舎の建設をはじめ、農機具の導入・草地の造成整備等を実施し、生産環境の改善とともに、耕種農家との連携強化による畜産モデル地区として地域の活性化を図ります。

■ 六呂師堆肥センターの施設整備(奥越地区)
 大野市南六呂市に完成した堆肥センターでは、60mの牛ふんと木くずを混ぜて堆肥製造を行っています。
事業年度 H10〜H13
事業量
堆肥プラント 1棟
スクープ方式攪拌機 3基
 施設概要
 大野市南六呂師に完成した「六呂師堆肥センター」は、畜産農家の施設整備に併せ耕種農家との連携による有機農業の推進を図るため、良質堆肥生産を目的とし建設しました。 
 施設は、スクープ方式の処理機械が3レーンあり、1日に60mの堆肥が生産されます。畜産農家の糞尿処理の負担も軽減されます。
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